さーかす書房 拍手のための朗読再考

リアル朗読会を成功に導く戦略

怪談『圓朝の牡丹燈籠』どう読む?まとめ

朗読のコツ☆まとめ

これを読めばあなたも朗読名人!

この夏『牡丹燈籠』朗読にチャレンジしてみませんか?

 

三回にわたり

田中貢太郎圓朝の牡丹燈籠』の朗読ノウハウをおしゃべりいたしました

ホントは三回ではまだまだお伝えしきれておりません

が ここでひとまず まとめておきましょう

■怪談は人情噺ととらえるべし

 恐怖・不気味さ・醜さ・おぞましさ などなど

 怪談の魅力はここにあるワケですが

 そればかりだとアトラクション「お化け屋敷」なんですね

 物語として捉えることが肝要です

 講談師:桃川如燕もこうおっしゃってます

 幽霊も所以なくして出るものでは御座いません

 幽霊になるべき譯があって

 幽霊に相成ります

「幽霊になった譯」のあたりを丁寧に読んで参りましょう

お客様が幽霊の言い分に耳を傾けてくださいます

物語に共感していただくことが

大きな拍手につながります

■ストップ!怪談ならともかくはおどろおどろしい声 

 怪談を人情噺ととらえるなら

 そんなお声で最初から最後までって

 かえって不自然でしょう

 朗読は ことに地の文を読む際は声で何とかしようとしないこと!

 野暮ったくなりがちです

 極力 テンポと「間」で表現してみましょう

■このセリフ 大事です!

 「なんか 怖っ!」と感じる瞬間

 それは見慣れた情景や見知った人の表情に

 ある時ふと 何とも言えない違和感を感じた時でしょう

 怪談の場合 それがどの場所かを見極めるのがポイント

 セリフは声に表情をつけましょう

 さて当作品ではどのセリフでしたでしょう?

 答えは二つ前の記事をどうぞ!

■翻案ものは元ネタを読むべし

 タイトルに『圓朝の』とあるように

 落語の祖:三遊亭圓朝の演目『怪談 牡丹燈籠』がもとになっています

 こちらも青空文庫に掲載されています

 全129ページの超大作

 全文読むのはなかなか

 さーかす書房におまかせください

 読むべき場面をご紹介しております

 ひとつ前の記事をどうぞ!

 

以上 三回の記事のまとめです

が 実際には1頁ごとに(全9頁)

もっともっと気を配るべきところがあるのでございますね

さーかす書房の朗読講座は

そこのところをくまなく

具体的かつ 実践的なアドバイスをご提供しております

近日 怪談『圓朝の牡丹燈籠』田中貢太郎 ワークショップ開催予定!

・店舗内(さーかす書房)での対面式講座

・zoom講座

みんな 来てね!

どうぞよろしくお願い申し上げまーす!

自宅庭 ドクダミシジミチョウ

最後までお読みいただき ありがとうございました!

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