さーかす書房 拍手のための朗読再考

リアル朗読会を成功に導く戦略

選書の穴馬:口演速記本

落語速記本

セリフ・間の鍛錬に効果大!

 

🔳前回までのおなはし

選書ノウハウと言うことで

国立国会図書館デジタルコレクションについて

おはなしして参りました

青空文庫もネ

もう少し具体的な事

例えば

・検索枠に入力する最適なワードは?

・作品を絞り込む方法は?

・プリントアウトの際の画面調整は?

・サイト上のマイ本棚のカテゴリー作成は?

などなどを

続けておはなししようと思いましたが

ひとまずおいておきまして

なんでや?

林家染丸『景清』つながりで

落語の速記本と朗読について

おはなし致しましょう

 

🔳朗読のための選書:ありがち篇

通常

朗読のための選書となりますと

まず

著作権フリー作品

・文豪と呼ばれるスゴイ作家さん

・その中でも多くの方が「タイトルだけは知ってる」と言う様なメジャー作品

・出来れば純文学

・あるいは大衆文学と称されながらも崇高な主人公が登場する作品

・例えば山本周五郎作品群

・児童文学ならば宮沢賢治作品から一段とストイックなもの

などなど

どんなけ書きますの?

しかも 「ありがち」て アンタちょっと…

もっと具体的に申しますと

まだ 言うンかいな?

青空文庫から探しやすい作品とでも申しましょうか

作者と作品タイトルに

ある程度の目星がついている場合の選書でございますね

青空文庫の検索方法は

・作者索引から

・作品タイトル索引から

ところが 以下のような選書もアリ!でございますよ

 

🔳口演速記本は穴馬!おススメ演目です

お客様が耳で楽しむ三大演芸は

落語・講談・浪曲でございましょうか

耳だけと申しましても

実は観る楽しさと言うのが絶大なのでございますね

演者さんそのものの魅力と申しましょうか

華やかさ あるいは渋さが

多くのお客様を惹き付けるのでございますね

では朗読はどうか?

いろいろにムズカシイところがあるかと存知ます

当ブログでは

そこのところをうだうだと書いております

ま それは今度にしなさい

長なるでしょ また

 

ハイ はなしを戻しますと

落語・講談・浪曲の口演の速記本と言うのがございます

それぞれの師匠の大熱演・大名演を

速記で書きとめた著作物でございますね

大師匠のおはなし口調がそのままにしるされているわけでございますよ

書き言葉ではない と言うことでございますね

はなし言葉でございます

ので 独特の迫力・熱気が文言にあるのでございます

なんとも おもしろい!

こう言った作品が

国立国会図書館デジタルコレクションなら

たくさん探し出すことができます

もちろん著作権フリーのものが と言うことでございますね

青空文庫なら例えば

落語の祖:大圓朝

『怪談 牡丹燈籠』でございます

過去記事で再々ご紹介しております

速記本では

三遊亭圓朝のものが一大作品群となっておりますが

青空文庫なら

目ぼしい作品はそれぐらいでしょうか

 

🔳速記本を朗読するメリット

・ストーリー展開の妙味

つまり 朗読の巧拙にかかわらずもともとのはなしが面白い!

と言うことでございますね

もっと正直に申し上げますと

多少読みが下手でも

お客様はストーリーの展開に

「次は?次はどうなる?」と言う感じで

引っ張られることになります

集中力が途切れず最後まで聴いて頂けることが多いのでございますよ

・お客様の集中力が途切れないと言うことは

つまり読み手が最後まで読み通せる環境であるワケでございます

・もう一つは 作品の物珍しさ

上記のありがち選書だとどうしても

「あら そのはなし この間も聴いたわ」

なんてこともあるワケでございますよ お客様は

そうすると 話の筋・結末を知っているワケでございますから

結局退屈なのでございますね

でついつい

スマホで遊んだり

いい気持ちでお昼寝なんてことも…

・もう一点 他の演者との比較

前にも聞いた演目と言うことになりますと

「あら また『よだかの星』なのォ?

う~~~ん

これなら先月の朗読会の○○さんの方がうまかったわね」

なんてことに

これは 面白くございませんよ読む側はァ

せっかく練習したのでございますからねぇ

・そしてこれこそマル得 アクセント問題の回避

しゃべっている言葉を字にしているワケでございます

演者にはそれぞれ口調癖があったりします 

ま それが名調子と称されるところであるワケです 

つまりもともと徹頭徹尾完璧な標準アクセントというわけではないのでございます

なので朗読する場合も

そこのところは通常の朗読と比べますとファジーでよろしいかと

・関西アクセントが活かせる!

これもなかなかのメリットですよ 関西圏の朗読家の方!

例えば落語でありましても「上方落語」でありましたら

むしろ標準アクセントで読むとブーーーッ!なのでございます

気兼ねなく関西アクセントで読みましょう!

関西圏の朗読家の方

これ大きな引き出しでございますね!

ところが 江戸噺は速記本がたくさんありますが

上方落語は非常に少ないのでございます

天下の国立国会図書館デジタルコレクションでありましても!

上方落語

記録として残そう!と言うことより

芸はその場限り と言う感覚がより強うございましたか…

 

🔳セリフ・間の取り方の最強鍛錬テキスト

たくさんのメリットをおはなししました

が それでも 

「落語は やっぱりチョット」

「講談? 無理!」

などなど

本番で演ずるとなりますと

いろいろなご感想がございましょう

が レーニングテキストとしても

口演速記本は最強なのでございますね

ともかく 全文セリフのようなものでございますから

・セリフの力を鍛えるにはこれに勝るテキスト無し!

で セリフが成り立ちますのは

・「間」が良いタイミングでとれているからでございますよ

でないと誰がしゃべっているのか?

聴く側は混乱するわけですね

 

🔳あなたにあった選書を!さーかす書房朗読講座なら可能です

ま これもセリフ苦手の克服を目標になさっている方の場合

と言うことでございます

セリフが下手でありましても

あ 失礼!

これも選書次第!なのでございますよ

あなたを活かす作品はなんぼでも!です

例えば

良質の随筆などを私はおススメ致しますね

あ そうそう

私:さーかす書房朗読講座では

それぞれの受講生様にあった作品のご提案もしております

これ ほとんどの講師の方 やってないと思いますよぉ

自慢かい?

いえ とんでもない! コマーシャルですやン

 

それではこのへんで

次回は

講談速記本についてもう少し

まだ やンのかいな?

お楽しみにぃ!

楽しないっちゅうねん よ♡

 

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庭 メダカ鉢のホテイアオイ