さーかす書房 拍手のための朗読再考

リアル朗読会を成功に導く戦略

うねりを失くせ!その1

講談速記本を実際に講座で学習したときのおはなし その2

 

🔳前回までのおはなし

落語速記本は朗読演目として

また セリフ・間の取り方の猛特訓にと

たくさんのメリットがある作品群ですよ

リアル朗読会成功のカギともなる

ナイスな選書ですよ!

そのためにはどうぞ

国立国会図書館デジタルコレクション

を使いこなしてくださいね

と言うことから

実際にさーかす書房朗読講座で

口演速記本を使った授業について

お話しを進めて参りました

講座で使用いたしましたのは

落語ではなく講談速記本

正しくは

「書き講談」と言うスタイルの書物でした

速記ではなく

著者が初めから講談調の文言で綴った作品です

使用いたしました作品は

立川文庫『牛若と弁慶 武士道精華』

野花散人 著

立川文明堂

大正3年

もちろん

国立国会図書館デジタルコレクションからの選書です

加えて

出版社:立川文明堂

大ヒットをとばしました

立川文庫シリーズについても

少しばかりお話を致しましたところで

前回は終了しております

さて本日はその2回目

なぜ

この選書なのか?

つまり

どんなお客様目線

さらには

授業のテキストとしての意味などに

迫ってみましょう

 

🔳口演速記本の共通項的選書理由

これは

過去記事:選書の穴馬 口演速記本 2024/08/23投稿

にも詳しく書いておりますが

例えば

・口演速記本は聴いてわかりやすい文章構成

もともと 耳で楽しんでくださるお客様ありきの

話しことばで構成されております

ので 耳だけで物語を追うことが出来ると言うことでございますね

テキスト無しでもわかりやすい!

ここが書き言葉で構成された通常の小説を朗読する場合と

大きく違う点でございますね

・ストーリー展開のテンポが絶妙

上記同様口演は いかにすれば

お客様が退屈せずオモシロイ!と感じてくださるか?

ここに最大目的があるワケでございますから

モタモタした展開ではダメなのでございますね

お客様の退屈を防ぐための工夫でございますよ

つまり以上のこと等を含めまして

・物語の面白さが朗読の多少の拙さをカバーしてくれるのでございます

あとは

・選書の珍しさ

速記本を見つけるには

国立国会図書館デジタルコレクションを利用しなければいけません

朗読家 あるいは朗読講師の多くは青空文庫からの選書です

選書元が違うと言うことでございます

つまり 他の演者とかぶらない演目チョイスが可能ってことでございますよ

かぶらないとどうなるか?

・他の演者と比較されることがない

かぶる演目って けっこうたくさんあるのでございますね

朗読演目定番のといえばトラディショナル感がありますが

もう少し正直な物言いをいたしますと

ありきたり ということでございます

これは作品自体をどうこう言うのでは決してありませんですよ

当然です

あくまでも お客様の立場で考えるなら

朗読演目として考えるなら

ということでございますね

つまり選書に気を配っている方が少ないのでございます

おーい 言葉を選べよ もうちっと!

かぶりますと

お客様も「前にも聴いたわ これ」なんでございます

すると

・下手だとか

・拙いとか

・なんか 作品世界感じられなかったワ

オイオイ 比べて「上手い!」は ないんかーい?

なんてことになりがちなんでございます

ほぼ唯一無二の選書でございましたら

多少のミスがありましても

「そんなモンかいなぁ」で終わることができます

ホンマかいな?

・選書で話題作り=会の盛り上げ効果大! 

会が終わりましたあと

何かしら お客様との語らい と言うものがありますが

そこで 珍しい選書でありますと

「今日の演目 ちょっと変わっていたわね」

と なるわけでございますねぇ

お客様と 何かしゃべらなくっちゃ💦

なんて 気をもむ必要はないワケでございます

選書自体が話題を作ってくれるわけですね

お客様の問いかけに

「えぇ 実は選書 いろいろ工夫いたしましの ほっほほほー」

誰やねん?

と選書経緯をおしゃべりするとよいワケですね

そうしますとお客様は

「なんか 面白いじゃないのぉ」

しいては

「また 是非聴かせてちょうだいね」

と相成るワケでございます

ここまで もって行きましょう!是非!

・アクセント問題

朗読の最大難関はアクセントでしょうか?

ことに関西圏の方はチョット苦労します

口演速記本は

そこかしこに演者さんの口調グセの様なものが

文言としてあるのでございますね

徹頭徹尾標準アクセントと言ったアナウンサー的なしゃべりではないのです

もともとがそうなのでございますから

多少のアクセント間違いは大目にみていただけましょう

 

と ここまでが

口演速記本を演目とした場合の

共通的メリット

つまり選書理由となるのでございますが

 

今回は授業で使ったと言うところがミソなのでございますね

教材としての効果についてお話を致しましょう

 

朗読講座受講の多くの方々は

勿論 初心者 朗読に初めて挑戦します

と言う方もいらっしゃるのですが

むしろ

ちょこっと 朗読につながる何かをしています!

と言う方が多かったり致します

例えば

絵本の読み聞かせボランティアさん ですね

私も朗読・朗読講師と並行して

長らく絵本のボランティアをつとめておりました

そう致しますと

ボランティアの皆さん全員がとは申しませんが

「この方は ボランティアさんだな」

とわかる 読み癖と言うのがあるのでございますね

あえてクセと申し上げますよ

いくつかございますが そのひとつが

口調のうねり です

イメージで申しましと

声量

アクセントの置き所が

大きな波線になっている

ということでございます

でも これがなかなかの曲者でございましてね

長年そうやってお読みになっていらっしゃるので

クセがなかなか とれにくいのでございます

もっと申しますと

・ボランティアでたくさんの子どもたちに喜んでもらってきたのだ

・私はたくさんの人の前で臆さず読める

そう言った矜持が

クセに気づかなくさせている

気づいても

「何が悪いんですか?」と言う反発にしかならない

ってことが あるのでございますね

 

前置きが長くなりました

口演速記本の朗読教材としての意義は

うねりの気づきに逆療法的効果がある!

 

ああ!

これが本日のメインポイントでありましたのに!

また長くなりました

・うねり?

・逆療法?

詳しくは次回と致します

 

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