朗読は読書の声有りバージョンではあらず!
🔳前回までのおはなし
・朗読の効用・メリット
・加えて 受講者様のこれならやってみたい!感覚を
ワタクシが創造いたしました
シニア世代女性:朗読講座受講生さんに
名前でもつけよかしらん
西尾一男なんて どう?
ーパクリやがな 友近姉さんの! しかも男になってるがな!
語っていただきました
例えば
・本好き・読書好きのサークル的要素
・文学信奉者
・演技は舞台で鍛えたわ(昔取った杵柄 高校演劇部)
・女子アナ憧憬からのプチアナウンサー気分
しっかりとした発声
正しいアクセント
鼻濁音・無声化
・会話上手からの素敵なワタシ
・脳活性化トレーニング
・叶うアンチエイジング
・仲間づくり!
以上の文言は
裏返しますと
朗読講師の
集客用文言なのでございますね
非常に一般的で
最も採用されております朗読PRと申せましょう
つまり
多くの朗読講師の方の朗読のとらえ方
なんでございますね
で
受講者様の求めていらっしゃることもここに多くあると言うことでございましょう
集客と言うのは
朗読講座に限らず
提供する側のアピール項目が
求める側の希望項目に
どれだけたくさん合致するか?
でありますから
先に箇条書き致しました内容での朗読形態が
つまりは 当世の
THE・朗読
主流
なんでございますねぇ
本日のお題は
私:さーかす書房朗読講座では
朗読のオモシロさを
もう少し違った視点からアプローチさせていただいておりますよ
と言うおはなしでございます
項目が多うございますので1つずつ見て参りましょう
今回は 読書と朗読の関係性を検証してまいりましょう
🔳朗読は読書であって読書にあらず
私が常々 受講生様にお伝えしておりますことの一つが
「朗読と読書は似て非なるもの」
と言うことでございます
もちろん
朗読は
本に日頃 親しんでらっしゃる方がとっつきやすいジャンルではあります
何と言っても本を読むのでございますから
ただ
朗読を
読書の声をつけたバージョンととらえますと
ケガのもとでございますね
どんなケガや?
朗読と読書の大きな違い
それは
声の有る無しではございません
お客様が存在するか否かでございますよ
誰のために読んでいるのか?
と言うことでございますね
読書の場合
これは言わずもがな
ご自身一人のために読んでおります
ご自身が楽しければそれでよいのでございますね
なので
どの作品を読もうと
つまり何を選書しようと
そこにルールはございません
まさに
好き勝手に
気になったものを手当たり次第お読みになればよろしいのです
読解?
そんなものお構いなし でよろしいのです
感じたままに受け取ればよいのでございますよ
ところが そうはいかないのが朗読でございますね
朗読の場合
必要なのは選書と読解!からの共感可能な表現
先に申しましたように
朗読はお客様にご披露するために読んでおります
何をご披露するか?
ここが実は重要ポイントなのでございましたね
これには大きく分けて2タイプございましたね
詳しくは以下をお読みください
論文:
『朗読における2つの形態 現代人の呪縛:自己実現の闇 との関連性について』
著:さーかす書房
ーそんな論文ないッ!!!
朗読2タイプ
・自己を発表する朗読
・作品を発表する朗読
もちろん
今私がお伝えしたいのは後者
これが さーかす書房的朗読でございますよ
つまり
作品の
物語のおもしろさ
これはコミカル と言う意味だけではございませんよモチロン!
どれほど興味深いか?ってことでございます
を伝えるワケでございますね お客様に
なので それ相応の読み込み
つまり読解が何をおいても先決なのでございます
丁寧な読解作業がつまり
共感可能な表現へとつながり
作者・作品への敬意でもあるワケでございますね
で 読解よりも先に重要作業であるのが選書でございますね
何を読むか?でございます
今一度 ド真剣に考えてくださいませ
これは 作品の良し悪しを言うのではございませんね
決して!
作品を演目として捉えましょう
と言うことでございますよ
どう言ったお物語が
お客様に喜んでいただけますか?
お客様に喜んでいただくことが
どんな出し物でも最優先事項でございましょう
でありますのに
朗読する場合に忘れられがちなのが
このお客様へのサービス精神でございます
朗読会がおしなべて
退屈ぅ!
と称されますのは
お客様おいてけぼり状態であるからでございます
どうしても
自己発表に夢中になり過ぎる傾向がございますね
昨今の朗読会は
読書なくては始まらない朗読でございますが
読書と申しますより
興行・エンターテインメントに大きく傾く気持ちで!
取組んでみましょう
読解から導き出す表現こそお客様のための表現
・作品をしっかり読み込みまして
その他
・資料的なものも出来るだけ多く目を通す
出来れば
・同作者の他作品も2~3作品読みましょう
以上の地味で根気のいる作業からのみ
最適な表現を探し当てることができるのでございますね
最適とは何か?
お客様が違和感なくストーリーに没頭でき共感できる表現
と言うことでございますよ
文言の表面をこねくりまわす表現では
お客様は
ことに物語を楽しもうとご来場くださったお客様は
何となくシラケるのでございますね
読書は朗読にとって必須でございます
ただ
読書は朗読のための資源であると言う感覚をお持ちください
資源は豊富なほどよろしいですよ
次回は
朗読と文学の関係について
おしゃべりいたします
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