おはなし会の成功もまた選書にあり
🔳おはなし会成功のツボ
朗読・朗読講師と並行して
長らく絵本ボランティアをつとめて参りました
おかげ様で
様々なイベントの企画を担当
挑戦させていただきましたよ☆
・図書館やお寺での絵本イベント
・幼稚園・小学校での活動
・親御さまと小さなお子さま向けの絵本講座 などなど
🔳朗読も絵本読み聞かせも基本は同じ
当ブログのお題目は
「リアル朗読会で拍手をもらおう!」
でございます
まぁ どんな風に演じれば
お客様により楽しんでいただけるか?
と言った様なことを
コツコツと書いておるのでございますね
何でもないよーな気付きでございますが
そのうちの多くは
絵本ボランティア時代に養ったものでございます
朗読も絵本の読み聞かせも基本は全く同じ
と言うことでございますね
つまり
基本とは
お客様のために読む
と言うことでございます
聴いてくださるのがお子さんであっても
むしろ
お子さんである場合こそ
お客さまである
という認識をしっかり持つべきです
なので
私は自身「読み聞かせ」と言うたびに
多少の居心地の悪さを感じます
「~してあげる」感覚では
会は成功しません ほぼ
🔳認識が変われば選書が変わります
朗読の初期作業で
最も重要であるのが選書
と言うのは
当ブログで再々申し上げておりますが
絵本のおはなし会の場合も
これは鉄則中の鉄則でございますよ
ところが
ボランティア活動の場合
ここのところがけっこうなおざりにされておりますね
例えば
①選書なし練習なし
お子さま方にご披露する当日朝に
適当な絵本をひょいと本棚から抜き取りまして
そのまま練習もなしに本番に臨んでしまう
あるいは
②選書基準が「子どもだから」
選書作業はするが
その選書基準が
「子どもだから これくらいのでいッか」
「こんなんでいいよね ムズカシイのは無理だよ」
結果
お子たちが喜ぶ(とされる)絵本三大テーマ
・○んこ お○っこ
・おばけ
・たべもの
の三択しかない選書に陥る
こんなことがございました
私が所属しておりました
ボランティアグループのリーダーさん
幼稚園での読み聞かせは必ずと言っていいほど
「○んこ」絵本
で ある時
女の子がおっしゃったそうです
「おばちゃんが
○んこが好きなんやったら仕方ないけどナ
いいかげん わたしらも
そんな キっチャナイおはなしばっかり
いややねん」
③教育的立場 発動!
選書作業はするが
その選書基準が
「子どものためになる本を読んであげなきゃ」
「子どもにとって教育的に意味のある本を選んであげなきゃ」
この傾向にあるボランティアの方は
落語絵本なら『じゅげむ』を選びがちー☆彡
作品の良し悪しを申し上げるのではありません決して!
『じゅげむ』はむしろ
ご自身の読みの鍛錬にお読みになるべきでございますね
まぁ こうなってしまうそれぞれの理由はと申しますと
まず
○絵本は基本 ひらがなばかりで文章少なめ
練習しなくても読めちゃう
だから練習しなーい
と言うことなんでございましょう
なのですが
「字」が読めるのと
「物語」として提示できるかとは
全く違うステージのもの
なんでございますね
二つめ
○ワタシは教育者!?
ことに小学校などで活動なさっている方のありがち傾向でございますが
公的教育機関での
たくさんのお子たちの前で本を読む
と言う行為が
ご自身が教育的立場にある
むろん 常識的わきまえは必要でございますが
と言う錯覚を引き起こすのでございます
選書の基準は
まずはご自身が「コレいいッ!」
と感じたかどうか?
ためになるか否かではないのでございます
ご自身の感動なくして
お子たちの感動はありません
感動が結局「ためになる」のでございます
最後は
③お子たちをみくびるなかれ!
子どものためと言いながら
子どもって こんな程度でしょ
と言った本音が見え隠れ
お子たちは
我々大人が思っているほど子どもではないのでございますねぇ
それが故に
多少つまらないおはなし会でありましても
「おばちゃん ありがとう!一生懸命読んでくれて」
と必ずほめてくださいますでしょ?
なんと!できたお子さまがたよ!感謝!
お子たちは
一面 辛辣なところがございますが
基本は心優しき人たちなのでございます
優しさに甘えず
「一生懸命読んでくれて」
ではなく
「おもしろかった!」
「またぜったいに読んでね!」
「次はどんなおはなしなの!?」
と 言っていただける様に努めましょう
では
具体的にどう言った選書が良いの?
でございますね
それは
「さーかす書房絵本選書道場」
なんか怖そー
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