さーかす書房 拍手のための朗読再考

リアル朗読会を成功に導く戦略

伝統が実証するオモシロさ

絵本おはなし会の選書はこれで決まりだ!

 

🔳前回までのおはなし

長らく絵本ボランティアをつとめておりましたが

「読み聞かせ」と言う名称

ワタクシどうもしっくり致しません

と申しますのは

「~してあげる」感覚では

ほぼ確実に おはなし会はこけるのでございますね

例え聴いてくださるのがお子たちでござましても

いえいえ

お子たちであればなおさらのこと

演目を聴いてくださるお客さまである!

と言った認識をもちましょう

でないと

読み聞かせ初期作業である選書で大ミスり

で結果

「ウ○コおばちゃま」と

栄誉ある称号をいただくことに相成りますよ

と言うおはなしでございました

えーッ!そんなはなしやったぁ?

ま 詳しくは前回記事をご清覧くださいませね♡

 

🔳DNAに訴えろ!

選書 選書って

一つ覚えに言っておるが

では実際アンタはどんな絵本を選んで読んでたの?

と言うことでございますね

そうですねぇ

ま これは

絵本選書に限らず

朗読選書(さーかす書房的)にも

すっぽりと当てはまることなんでございますが

今からお伝えいたしますのは

ほんの一例でございすよ

ほかにもいろいろ

選書ノウハウもってるんだからぁ!

主にこんな選書基準を設けておりましたです

・日本の民話

狂言や能あるいは歌舞伎・文楽が下地になっている物語

・時代劇風のストーリー

・元ネタが落語・講談・浪曲のお題目

え?

昔話はわかるけど

あとのジャンルは

子ども向けなのォ???

ハイ 待ってましたッ!

ではなく承知いたしました!

疑問にお答えいたしましょう!

まず

・大切なのはオモシロいのか否かであって子ども向けかどうかではありません

で なぜ以上のジャンルが意外にもお子たちにウケるのか?

それは

・DNAがくすぐられるからぁ

でございますね

でぃ・えぬ・えーぇ?

なんじゃ そら?

かしこまりました!

今からご説明いたしましょう

 

伝統芸能の強味

昔話はもちろんでございますが

あとの

狂言・能・歌舞伎・文楽

落語・講談・浪曲

古くから日本で親しまれて参りました芸能でございます

ま いわゆる伝統芸能と呼ばれる分野のものでございますね

伝統芸能と申しますと

なんだか堅苦しくムズカシイ

と お感じになるやも知れません

裏を返しますと

長い時を経て今もなお

愛され続け演じられ続けている

大人気のおはなし

と言うことなのでございますね

出し物としての歴史が違います

と言うことは

現代にいたるまで

どれほどの人々が

これらのお物語に

笑い

泣き

ともに怒り

ある時はなぐさめられたか

と言うことでございます

その人数や何百・何万なんてものではございませんね

天文学的数字

と言うことでございます

つまり

素晴らしいお物語として

実証済み

お墨付き

なんでございます

 

現代に生きるお子たちには

一見

関係うすそーなジャンルなのでございます

営々と受け継がれ流れておるのでございますね

こう言ったお題目を楽しむDNAが!

ホンマかいな!?

これはホンマでございますね

ま さーかす書房的朗読方法を用いれば

と言うことでございますがァ

結局は

読みの力量ってことですかァ

あは! ばぶッ!

で 幸いなことに

伝統芸能を下地にした

素晴らしい絵本がたくさんあるのでございます

ことに私は

落語絵本

なかでも

上方落語を素地とした絵本作品を演じておりました

 

🔳地域性を検証せよ

これは

私が活動しておりますのが

大阪であるからでございますね

つまり

お客さまも大阪人

と言うことでございますよ

どの地域でのご披露か?

これもたいへんに重要な選書ポイントでございますよ

ことばのひびきに対する共感

これは

お子さま方に限らず

大人の方にも楽しいんでいただける

大きなポイントでございますね

 

地域性と言うことでもう一つ!

私が絵本ボランティアをつとめさせていただきましたのが

前述の通り「大阪」

でございますが

大阪と申しましても広ぉございましてね

いわゆる片田舎なんでございます

つまり

里山の風景がそこここに

と言った具合でございまして

昔話やその他

お古いお物語に登場します風景が

・お子たちの目の前にある

・日常にある

と言うことでございますね

そう言った面でも

・物語への共感・親しみの度合いが高め

・空想もしやすい

と相成ります

伝統芸能が素地の絵本でありましても

お子たちがストーリーに夢中になれる理由がここにございます

 

さてさて

絵本選書基準として

・日本の民話

狂言や能あるいは歌舞伎・文楽が下地になっている物語

・時代劇風のストーリー

・元ネタが落語・講談・浪曲のお題目

が なにゆえによろしいのか?

についておしゃべりいたしました

こう言った選書基準を設定する大きな理由がもう一つ!

これは次回におはなしするといたしましょう

 

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庭 柿の木の常連さん 山鳩