先日から厚紙絵本をご紹介しておりますが
今回もまた小学館厚紙絵本
幼い頃の祖母の読み聞かせの思い出とともに
【熱の退屈】
小学校2年生くらいまでは
よく熱が出ました
幼稚園時代は欠席数がかなり多かったように思います
そんな時は
一人で天井のシミを数えたりして
ふとんでの時間を過ごすワケですが
近所に父方の祖父母が住んでいて
ときどき
祖母が
様子を見に来てくれました
母は家業を手伝うのに忙しく
昼間は
看病することはほとんどなかったですね
ま
熱だけで
つきっきりで世話をする必要はありませんでしたから
で
一人ではさぞかし退屈であろうと
祖母がやって来て
本を読んでくれたりするのですね
【チョイスが病人向けでなーい!】
ま いろいろ
部屋にある本を読んでくれましたが
あの厚紙絵本は
特によく読んでくれました
祖母も好きだったのでしょうね
豪華なカラー絵が満載の本が
で 祖母のお気に入りは
御伽草子などを題材にした
日本の古い伝説や昔話が収録された1冊
特に熱心に読んでくれたのが
表題作の「まんじゅひめ」でした
これは
「唐糸(からいと)伝説」の一つでございますね
唐糸で有名なのは
絵本の内容は 時頼とは関係のない
もう一方のおはなしです
義仲から頼朝暗殺の命を受け
鎌倉に送られた唐糸
義仲の側近の娘でありました
義仲にその才色兼備を見込まれ
重大な任務を負ったのです
その時既に万寿という娘もありました
大事な一人娘と別れ
単身 頼朝の屋敷に乗り込みます
あくまでも忠実で有能な世話係を装って
結局 義仲の間者であることが露見し
かろうじて
命は助かったものの
山奥の石牢に幽閉されます

身分を隠してやって来た万寿姫
ようやっと母を見つけましたが
脱獄不可能な石牢に
閉じ込められていたのです
過酷すぎー!
木曽で母の帰りを今か今かと
待ちわびる万寿姫でしたが
ある日
母の暗殺失敗のうわさを聞き
鎌倉へと出向きます
身分を偽り
頼朝の屋敷に端女としてはいりこみ…
と まぁ
全くもって
ハラハラドキドキ
波乱万丈物語でございますよ
石牢の絵も相当に衝撃的ですが
その前の場面がまたスゴイ!
邸廊下で
頼朝を討とうと脇差を構える唐糸
構図がすばらしい!
「松の廊下」を連想させますなぁ
とんでもない緊迫感が
画面いっぱいに漂っております
【熱は…さらに上がるのだ!】
おはなしを聴いているうちに
うつらうつらと
いつの間にやら
寝入ってしまって
目覚めると
なんとなく体調がよくなっていたわ
という物語ではなーい!
病人にはドラマティックすぎるぅ!
ストーリー展開が
どうなるのか気になって
息もつかせぬ とは
こう言うこと???
眼も冴え 頭も熱ながらフル回転
結局
「次のおはなしは?」
と言うことで
いくつもいくつも読んでもらって
あげく…
熱 上がってるやん⁉
【癒し朗読を良しとしないのは祖母のDNA?】
私の朗読が
他の方とほんの少し
ほんの少しか~?
ズレている原因の一つが
穏やかで
凪状態の物語を
選ばない・読まない
と言うことでしょうか
読んで下さいよ~
癒しより躍動感!
を何よりといたしておりますのは
もしかして…
祖母からの幼き日の洗礼???
ま うまかったですね
祖母の読み方
落ち着いた声ながら
ドラマティックさを失わず
つまり
がっつりと
物語だけに集中できる
物語のための読み方です
声音・読み方に雑音がない!
聴いた後
見て来たような気になる
と申しましょうか
ま それも
すんごい挿絵の力と相まって
と言うことでしょう
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