さーかす書房 拍手のための朗読再考

リアル朗読会を成功に導く戦略

講談社の絵本 思いを巡らすことができる本物の物語

配架は続くよどこまでも

絵本と児童書の配架

たぶんあともう少し

でも

なかなか終わらない( ;∀;)

本日のおはなしは

復刻版

講談社の絵本シリーズです

復刻版 
講談社の絵本シリーズ 
『安寿姫と厨子王丸』
絵:須藤重
『曾我兄弟』
絵:布施長春
日本画や挿絵の大家による豪華な挿絵

 

【何が好きって絵がすごい!】

講談社の絵本シリーズについて

講談社ホームページにこう記載されています

日本画・童画の大家たちによる本物の絵の美しさ・丹念さをご堪能ください。

まさにそう言うことでございますね

古い時代の豪華絢爛たる時代劇映画を観るような

そんな感じもいたします

これから読み始める物語の緊迫感が

すでに表紙に満ち溢れておりますね

レトロと受け取るのか

新鮮と受け取るのか

それは世代によって違うと存知ますが

ともかく

素晴らしい!ことに間違いはございません

 

【私のチャレンジ】

以前 

絵本のボランティアをしておりました折

この

『安寿姫と厨子王丸』

ご披露したことがございました

私にとりましても

いつもとはまた違った

たいへんに印象深い会となりました

 

この演目をご披露することは

ひとつ私自身のチャレンジでございましたよ

絵もレトロだし

内容もなかなかに過酷です

お子さんたちが

どんなリアクションをかえしてくださるのか?

私の目標は

お子さんたちが

この波乱万丈物語を聴き終わったときに

何かしら

思いめぐらしてくだされば

知らず知らずのうちに

物語を思い返す

と申しましょうか

そうであったなら

ひとまずは

目標達成であると

思っておりました

 

【私の工夫】

物語に集中していただくには

いろいろと工夫が必要なのでございますね

「とにかくうまく読めばいいんでしょ?」

だけでは

チョットむずかしいのでございます

私のいたしました工夫は?

時代物だし

何と申しましても

タイトルの漢字が難しい

と言うことで

長半紙に毛筆でタイトルを書き

それを教室黒板に磁石で貼り止めました

この時点で

お子さんたちは

「なに?なに?」

毛筆と言う

珍しさも手伝って

興味を示してくださる

また ここが大切なのですが

聴くだけだと

「アンジュヒメとズシオウマル???何それ?」

になってしまうのです

音として聞きなれないし

名前である

と言うこともわかりずらいのですね

貼り付けたうえで

ひとこと解説 です

「古い時代 ある貴族のお姉さんと弟が

苦難を乗り越えるおはなしですよ

お姉さんの名は安寿姫

弟の名は厨子王丸と言いました

漢字にするとこうなります」

そうすると

物語を聴く間

いつでも黒板に添付したタイトルを見ることができます

これが大事なんですね

今どんな物語を聴いているのかを確認できるワケです

なんか わからん

退屈

聴くのやーめた

にならないための工夫でございますね

これは朗読も全く同じです

さてさて

子どもたちのリアクションは…?

 

【固唾をのんで とはこのことだ!】

物語は

水を打ったような静けさの中で始まりました

物語中盤

安寿と厨子王

人買いの山椒大夫の息子:三郎に

ひどい折檻をうける場面があるのですね

この場面でどんなリアクションをちょうだいできるか?

肝心要でございます

ざわつきが起こって

収拾がつかないとなれば

それは私の読み方の失敗(;´д`)トホホ

ところが

固唾をのむ

とはまさにこのことでございましょう

ありがたや!

絵本の画面に食い入るかたちで

事の成り行きをみんなで見守る感じ

とでも申しましょうか

ややあって

一人の男の子がポツリとつぶやきました

「アカン なんぼなんでも そんなんしたらアカンて…」

折檻した三郎に対して思わず出た言葉です

すると男の子に賛同するように

教室の皆が

ふーーーっ

と息を吐きました

物語を最後まで

滞りなく読むことができたのですね

 

【答えは自身の心のうちに】

絵本ボランティアの方から

よくお聞きするセリフに

「そんな難しい話

子どもたち わかるんですか?」

子どもを なめるんじゃないぜ!

と申し上げておきましょう

もしもーし!言葉 えらんでくださーい!

 

私としてはこの質問こそ疑問です

聴いてすぐわかるようなはなし

わかるというのは

何かしら感じるところがあった

と言い換えてもよろしいかと思いますが

そんなん 面白いですか?

ってことです

今わからなくても

何かしら心にひっかかるものがあって

その時 解答が出せなくても

のちのち

「あー あれはそういうことだったか」

と思い当たる

そのことのほうが大切だと思っています

ああしなさい

こうしなさい

など

安直な解答が記されている作品もございます

それをダメだとは申しません

決して!好みですからぁ!

なんですが…

答えそのものは

文言としては本には書かれていない

書かれていないことに

思わず

思いめぐらすことができる物語

それこそが

本物であると

私は思っておりますね

 

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