さーかす書房 拍手のための朗読再考

リアル朗読会を成功に導く戦略

「あほ」と「かしこ」と

配架は続くよどこまでも

 

今回も図鑑の話題です

叔父からのプレゼント

これを送られたときに

うすうす感じた

自身の将来

 

【朝日少年少女理科年鑑1974年版】

家族から「本の虫」と呼ばれていた叔父

私と本とをつないでれた人なのですね

絵本や物語だでけでなく

国語辞書や図鑑の類も

折々 手渡してくれました

 

その中で

その本を手にしたとき

なにか不思議なサビシイ気持ちになったのが

『朝日少年少女理科年鑑1974年版』

朝日新聞社

昭和49年

¥1,300

この時代の価格としてはお高めですねぇ

記事タイトル「インフルエンザのなぞ」
【最後で最強の伝染病】とあります
この何十年か後
世界的パンデミック「コロナ」が起こるんですね…

記事タイトル「異常気象時代」
昭和49年に既に異常とされていたんですね
子どもの頃は夏と言っても
程よい夕立が必ずと言っていいほどあり
うーんと過ごしやすかった
扇風機だけでやり過ごせた 
なんてよく話題にしますけど… 
その時代ですら既にってことだったのですね
現代は「異常」の何乗だろう?

農協牛乳の広告ページ 
牛乳のCMだけでなく
製品までの過程が記されています
顕微鏡や百科事典など
理系の企業や商品の広告がいくつか入っています 
が ただの広告ではない
何かしらの知識となることが記されています
徹底していますね スゴイ!

昭和49年その当時の

そしてちょっと未来の

ありとあらゆる理系の事項が網羅されています

科学と呼ばれる様々なジャンル

自然現象・化学・物理・地学・医学・薬学・宇宙・気象・交通

などなど

写真もふんだんに掲載され

読む分量も

見る分量も

たいへんに多い本です

紙質が少し悪い

昭和の言葉で言うとわら半紙っぽい

この情報量ですから

紙で出版コストをなんとか抑えたのか?

1頁の厚みがうすーいのに

本の分厚さはなかなかです

 

【すごいことはわかった】

この本を手渡された時

「わっ!ムズカシそー」が第一印象

および

その印象が今も続く

クリアしてくださいよ~!

子ども向けなんだし!

 

スゴイ内容だ!

と思いました

でもなんか

読め通せないんです

意味不明の言葉の羅列

ってことでは全くございません

むしろわかりやすい

懇切丁寧

子どもが無理なく理解できるように

細心の注意がはらわれておりますよ

素晴らしい文言です

 

読め通せないながら

読め通せなかったからか

もしこれを読破できたら

・最初から最後まで!

・ページのスミからスミまで!

・画像の細部に至るまで!

おそらく

「天才」と評判される子どもになるだろう

めちゃめちゃに「かしこ」ですやん!!!

と空想しておりました

あ かしこ と言うのは

大阪の言葉で

たいへんに賢い

頭が良い

成績が良い 

と言う意味合いです

ことに 

子どもに向けて

ほめる場合に使うことが多いですね

例文:

あんた よー もの知ってるねぇ 

えらい(ものすごく)

かしこやんかぁ!

おばちゃんホンマ ビックリしたで!

物語なら楽しく読めるのにねぇ…

で 感じました

・本当にかしこい子どもと言うのはこう言うのが好きなんだろうな

・舐めるように読むのであろうな

・何度も繰り返し読むのだろうな

・写真や図を隅から隅まで見るんだろうな

・読みたくて読みたくてたまらんのだろうな

でも私は…?

読めなーいっ!

これは近い将来

今はなんとか・ともかくとして

あほ決定!

 

そして私の予感は

見事に的中した!!!

かわいそすぎー!

 

う~ん

自身の将来が見えたことに関しては…

かしこ ですかぁ?

 

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