さーかす書房 拍手のための朗読再考

リアル朗読会を成功に導く戦略

朗読はおうち遊び?外遊び?その1

長岡京楊谷寺からの上方落語『景清』

 

🔳長岡京 柳谷観音楊谷寺

昨日 私の夏休み最終日と言うことで

また ちょこっと出かけて参りました

出かけると申しまして

何のあてもございません

ま 長岡京というところへ出向いたことがなかったかなと

ほんまかいな?

それでは 今Instagramでも大人気の楊谷寺さんに

お参りさせてもらぉかしら

と出掛けて参りました

入口階段から望む楊谷寺本堂

 

花手水でたいへん有名なお寺さんでございますねぇ

SNSで印象的でありましたのが紫陽花の花手水

手水の余白なく大きな花手まりの様な色とりどりの紫陽花が浮かべられておりました

まぁ なんと見事な!

と思いつつ

もったいない様な気もしておりましたが

 

実際 境内を散策いたしますと

沿道に沿うて植栽されておりますのが

紫陽花 紫陽花 紫陽花!

さすがに今は葉っぱだけの景色でございましたが

時季にはさぞかし圧巻でございましたろう

あれだけの本数なれば

手水鉢を埋め尽くすばかりのたくさんの紫陽花も

庭に咲く花のうちのほんのわずか

それならばと妙に納得いたしました

 

🔳朗読演目ネタ探し

さてさて

外へ出かけまして

帰宅いたしますと

必ず致しますのが

出かけたところにまつわるおはなし探しでございますね

つまり

朗読演目ネタ探しと言うことで…

実際歩いて 見て参りましたところでございますので

朗読する場合 文章の映像化が非常に容易くなるわけでございます

私:さーかす書房朗読法は

ともかくは読み手がしっかりと物語を映像化する

と言うところが最重要ポイントでございますから

これについては

過去記事:「ことばと体感」2024/08/18投稿にも詳しく書いております

読んでね!

なかなか都合のヨロシイ演目探し法と申せましょう

 

🔳上方落語『景清』

では どんなおはなしが見つかりましたか?

今は花手水のお寺として有名でございますが

古くから

眼病治癒にあらたかな御利益があると言うことで

参詣者がひきもきらず

で この楊谷寺さんが登場致しますのが

上方落語の大演目『景清』でざいますねぇ

戦後上方落語を牽引なさった大御所のお一人

林家染丸大師匠お家芸と評されましたお題目でございます

 

内容をごく簡単に申しますと

主人公:定次郎は刀の鍔職人 たいそうな腕前でございましたが

酒・女遊びが過ぎ 目を患い とうとう失明いたしました

そこで願掛けに参りましたのが楊谷寺さんでございます

通い詰める間に

ありがたくも視力が戻って参りました

が まさに満願のその日

同じく眼病治癒祈願に来ておりました若い娘とねんごろに

願いは叶わず眼の調子は元の木阿弥となりました

定次郎の職人としての腕を惜しみます近所の旦那:甚兵衛が

なんとか眼が良くなるようにと

清水寺へ改めて願掛けに行くよう勧めます

ところが願掛けの甲斐なく満願の日が参りました

気になりまして甚兵衛が様子を見に参りますと

定次郎がやけを起こし観音様に八つ当たり

泣き叫び 命を絶とうとするところ

甚兵衛がなだめ定次郎のはなしを聞きますと

 

眼が見える結願の日を楽しみに

母親が縞の着物を縫うてくれている

その縞模様も見ることが叶わぬと知ったら

わたしばかりか母親まで死んでしまう

このまま帰ることは出来ぬ

泣けて参りますねぇ

このセリフが 

ここからが 落語でございます

一悶着ありまして

それはそれは見事な落しかたになっておりますよ

 

さてでは この『景清』

どないして 探したん?

と言うことでございますね

ここが肝心でございます

選書ノウハウアドバイス

さーかす書房朗読の真骨頂ゆえに

えらい 大きーでたな 

その方法は?

それは次回と致しましょう

 

最後までお読みいただき ありがとうございます!

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