【明日は朗読会】舞台ができるまで ― 店内準備の一日
毎週金曜日はシリーズ
【朗読*ちょっと不都合な真実】ですが、
明日はいよいよ朗読会本番。
今日は少し予定を変えて、
準備が整った店内の様子を記録として残しておこうと思います。
写真多めの記事です。
■ 古書店が「会場」になる瞬間
普段の店内中央には、
朗読講座用のテーブルと椅子が並んでいます。
まずはこれらを大移動。
テーブルを店内左右へ運ぶ作業から始まりました。
これがなかなかの重労働。なにしろ一人ですから。
けれど、この作業をすると
「ああ、朗読会が始まるんだ」と実感します。
■ 本の展示は“整えすぎない”
今回、あえてテーブルを片付けず、
そのまま展示台として使いました。
本はあらかじめ分類・手入れ済み。
カテゴリーごとに並べるだけ——
……のはずが、冊数と重量でやはり重労働。
しかし今回は少し意識を変えました。
きっちり整頓しすぎない。
けれど清潔感は保つ。
無造作で、しかし雑ではない。
わんさかと本が積まれ、
少し混沌とした配列。
実は最近、骨董市のVlogを研究していて、
壊れたものや雑多な品がカオスに並ぶ出店に惹かれたのです。
「えっ?」と思うのに、なぜか面白い。
その空気を、少しだけ真似してみました。
本との出会いは、
整然よりも“発見”のほうが楽しいのかもしれません。
■ 椅子を洗う二日間
椅子はすべてありあわせ。
新品ではありません。
けれど——
全部、水洗いしました。
二日かけて天日干し。
古いけれど、きれい。
椅子十二客。
そしてベンチがひとつ。
さらにパレットの上に段ボールと厚紙を敷き、
その上へ分厚くふかふかの座布団を並べました。
少しずつ、客席が整ってきました。
■ 季節を迎える店
今朝早く、梅の花枝を購入しました。
大型の花瓶に生けると、
店内に春の気配が。
そしてお雛様。
二週間ほど前に設置しました。
約六十年前、
母方の祖父母が私の誕生を祝って贈ってくれた七段飾りです。
時を経てもなお美しい。
この場所で朗読会を開けることを、
どこかで見守ってくれているような気がします。
■ 舞台づくり
中央にはスタンドマイク。
最近購入したものです。
音質は理想的とは言えませんが、
スピーカー一体型でアンプ不要。
コードレス。
この店の広さなら、これで声は十分に届きます。
本格的な機材は、これから少しずつ。
朗読は、
できるところから順々に。
■ 本番前日に届いた“名わき役”
そして今日届いたのが、
朗読テキスト台。
本来はベッド上でパソコン作業をするための商品ですが、
これが驚くほど朗読向きでした。
・高さ調整可能
・角度自由
・横に小さなテーブル付き
お茶も置けます。
最近は口内が乾きやすく、
手元に飲み物がある安心感は大きい。
実際にテキストを置いて練習してみると、
最適な傾きで頁が驚くほどスムーズにめくれる。
読む以外のことに気を取られない。
道具が整うと、
朗読はこんなにも楽になるのだと実感しました。
■ 手書きの看板
看板は二枚。
演目案内もすべて毛筆で制作しました。
上手下手ではなく、
筆での手書きは不思議と人の目に留まります。
そして、
途中入場をご遠慮いただくお願いも書き添えました。
これは書かずにおこうかと相当迷いましたが。
以前、痛い経験が。
ので、あえて書き添えました。
これは毛筆ではなく、
ピンクのマジックで。
毛筆だと、どれほど柔らかく書いても
なぜか高圧的に見えてしまうからです。
言葉の伝わり方も、舞台づくりの一部ですね。
■ ここから始まる
父の会社だった場所で古書店を開き、
そしてようやく——
目標だった朗読会にたどり着きました。
舞台は整いました。
あとは、声だけ。
明日、頑張ります。

小型の和太鼓は
私の朗読の長年の相棒です


お雛様。


手前の球体はミニプラネタリウムです。


大きなリースはクリスマス関係なくいつも飾っています。
奥の地球儀は照明器具にもなるんです。

エジプトミラミッドの謎についていろいろ書かれたしかけ絵本。

看板的なものはいつも手書きです。
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